一覧へ戻る | ■ 2019.04.05 繊維製品と花粉 | 研究成果 | |
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花粉症で悩む人が増加傾向にあるようですが、日本全体での飛散時期については、スギ・ヒノキなどの針葉樹は2月~6月、イネ科などの草木類は3月~11月までと、冬以外の期間は、何処かしらで花粉は飛散しているようです。 繊維素材ごとの花粉付着率の調査資料によると、綿を100とした時の比率では、絹50、化繊180、そしてウール980という驚きの数値となります。 この数値差は繊維構造によるものですが、その他の要因としては静電気による吸着も考えられます。 繊維帯電例として、プラスからマイナスの順序にすると ⊕ウール→ナイロン→レーヨン→絹→綿→麻→アセテート→ ポリエステル→アクリル→ポリウレタン⊖ となります。 含有水分率の低い帯電極性の大きな繊維のアクリル⊖・ポリエステル⊖・ナイロン⊕などの合成繊維が吸着しやすいですが構造的には花粉が落ちやすい繊維です。 以上を考察すると、比較的に衣類としての着用率が高いウール製品が、一番、花粉付着ということになります。 花粉対策の一つとして、クリーニングするというメリットは高そうですね。 |
2019.04.05 hide |
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皆様のコメント......................................................................................................................... |
なるほど | 投稿者 クロネコ 2019.04.09 | 花粉対策の秘訣は、定期的なクリーニングが有効ということですね。 いろいろと勉強になりました。 |
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